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P2Gでは2010年2月26日(金)〜3月13日(土)の日程でCULTIVATE#2 ヌケメ「1/24 (ENTROPY)」展を開催します。
「1/24 (ENTROPY)」は写真ギャラリー「明るい部屋」で行われるヌケメ「23/24 (IMA KANZIRU KOTOGA SUVETE)との同時開催でもあり、
写真文化とファッションの間をちょこまかと動き回る不思議なブランド「ヌケメ」の事を知るのに絶好の機会ではないかと思います。
今回は「ヌケメ」のデザイナーである藤本卓万自身の考えに焦点を当て、インタビューをとり行いました。
ー簡単なプロフィールを教えて下さい。
ヌケメ/NUKEME
2008年大阪で発生。
日本語を刺繍した帽子、プリントブリーフ、布団、フォーマルなパジャマ等を制作。
エキシビション、インスタレーションで洋服を展開、販売する。CULTIVATE企画者の一人。
僕自身は、1986年岡山生まれ、エスモードジャポン大阪校メンズ専攻卒、現在は都内在住、って感じです。
ー大阪で発生?生き物みたいですね(笑)何かきっかけがあってのブランド設立だったのですか?
自然発生だったので。なんか、「ブランド設立するぞ!」って感じでもなかったし。基本的には一人でやってるから、「結成」でもないし。(笑)
学校の卒業制作で、辺口芳典さん(文筆家/写真家)と一緒に作品を作ったんですけど、そのとき作った作品、特にブックの出来が良くて、それがきっかけですね。
ー作品について教えて下さい。
ファッションに関わる色々なものがモチーフで、主には布製品です。
今までには日本語を刺繍した帽子、プリントブリーフ、フォーマルなパジャマ、ツナギ、布団、ふんどし、布以外だとファッションフォトなんかがあります。今新しく作っているのは刺繍カーテンです。
洋服をあまり作っていないことに気がついたので、今回は洋服を作りました。「ヤンキー専用パジャマ」って感じです。
ーヤンキー専用パジャマ!すごくソワソワする響きですね。その辺りのアイテムは見た事がないので楽しみです。
僕も見た事がないので楽しみながらやっています。(笑)
別に「新しいぞ!」とか言うつもりもないんですけど。ソワソワしますよね。なんなんだろう?と自分でも思います。
ーいまはジャンルの定義がかなりゆるくなりつつあると思っています。それを踏まえた上で聞きますが、ヌケメはファッションブランドなのでしょうか?それともファインアート?ご自身の考えをお聞かせ下さい。
そうですね。ゆるくなった、というかジャンルの解釈が拡張された結果、となりのジャンルとくっついた、みたいな事はあると思います。
さっき「ブランドじゃないし」みたいな事言ってたんでアレなんですけど、どっちか選べ!って言うなら「ファッションブランド」ですね。(笑)
ファッションについて真面目に、真面目に考えていったら、芸術表現の事も考えざるを得なくなった、って感じです。そのあたりでややこしくなった。(笑)
今は展示とか、インスタレーションで見せていくことがしっくりきているので、そうしています。
ーいいですね。とらわれないように頑張って観察しようとする、その考え方と姿勢好きですよ。
ーでは少し意地悪な質問。ファッションである以上ビジネスとの関わり方は避けて通れない事だと思います。
セルフプロデュースでやっていく以上、売り方というのは様々な可能性がこれからあると思います。そんな中でヌケメはどのようなビジネスとの関わり方を考えていますか?
自分としては、それはどれくらいのリスクまでなら抱えられるか?という事だと思っています。
会社登録して、銀行からお金借りて・・という感じでは今のとこ全然ないので、自分で払いきれる中でいいものを作って、売ったお金や、売ることで出来たつながりの中でまた新しいことやって、という、僕個人の力の及ぶ範囲がメインです。
ただ、それだと本当、身内以上には広がりにくいので、大きい合同展示会とか、工場を使った生産にも最近は興味があります。
ー個人的なレベルででブランドをやり続ける事に対してこだわりなどはありますか?
こだわりっていうのは特に無いですけど、とりあえず個人的なレベルでも、意外と自由に色々やれて楽しいし、気に入っています。
買う立場としても、そうやって自分たちでもの作ったり売ったりしてる人から買うのは楽しいし、関係がちゃんと有るっていうか、そこにはそこの良さがあると思います。
ー今回の個展について教えて下さい。写真ギャラリー「あかるいへや」との連携個展なんですね。
そうです。同時にやれたら何かできるかな、っていう。今回は2つで1つになっています。
僕が今年24歳なんですけど、明るい部屋では23歳までの、いままでの自分に関わるもの、関わってきたものとして
「23/24 IMAM KANZIRU KOTOGA SUVETE」を、CULTIVATEでは24歳、新たな一年として
「1/24 ENTROPY」を見せます。CULTIVATEでは新作の洋服を、明るい部屋では写真をメインに色々なものを展示します。
かつてそこに在ったもの、これからそこに在るもの、全部ひっくるめて、自分の向いている方向みたいなものが示せればいいと思っています。
ー写真とファッションというのはヌケメにとって重要なキーワードのように思います。写真家であり詩人である辺口芳典の写真をプリントに使ったり、ぬけめくん自体が写真家たちとの交流が多いですよね。その辺りで受けた影響などはありますか?
自分で撮る写真に関しては多大な影響を受けました。技術的なこともありますが、写真をどう捉えているか?ということについての影響が大きかったです。
洋服の作品に関しても、最初のアイデアの段階から、「写真で格好良く撮れる」アイテムであるということが前提になっていたりするので、写真的な感覚は常にあります。
物事の見方がまるで変わりますし、写真はそういう意味で、現実を拡張する面白みのあるメディアだと思います。
ーうーん、なんて言うかやっぱりヌケメくんって変な人ですねw
そんなヌケメくんの展覧会がどんな風になるか楽しみにしています。ありがとうございました。
CULTIVATE#2
ヌケメ「1/24 (ENTROPY)」
●開催期間
2010年2月26日(金)〜3月13日(土)
金・土のみ
14:00〜19:00(平日も不定期オープン)
※平日ご覧になりたい方は、事前にメールでご連絡ください。
●開催場所
CULTIVATE
〒101-0031東京都千代田区東神田1-3-5 ミツヨシビル1F (P2G GALLERY内)
JR 総武線 馬喰町駅徒歩5分、都営新宿線馬喰横山駅徒歩7分、東京メトロ 日比谷線 小伝馬町駅 徒歩10分
●メール
info@cltvt.org
●オープニングパーティ
2010年2月27日(土)14:00〜
軽食+飲み物
※近隣は住宅街である為、外での大勢での談笑・喫煙などはご遠慮ください。
●同時開催
ヌケメ「23/24 (IMA KANZIRU KOTOGA SUVETE)
2010年3月2日〜3月7日 at 明るい部屋(四谷三丁目)
http://akaruiheya.info/